エンジニアとして働く上での2つの不安

エンジニアとして働く上で主に2つの注意点があります。

1つ目は非常に忙しい職種であることです。専門知識を駆使して行う業務は地道な作業が多く、膨大な時間を要します。プロジェクトを1人で担当することはほとんどないので、コミュニケーション能力が求められます。クライアントに提示された納期に合わせてシステムを開発し、トラブルが発生した場合でも納期は変わりません。
つまり、納期直前は非常に忙しく、残業や徹夜作業を余儀なくされるということです。休日を取れないことも多いため、自分で適宜休憩することが重要となります。特に就職直後は慣れない環境での過重労働によって、ストレスを抱えやすいので周囲の人々の力を借りながら大変な時期を乗り越えましょう。

2つ目の注意点は就職後も、自分の能力を磨き続けなければならないことです。実力がなければ長く続けることが難しい職種なので、勤務時間以外で自主的に知識や技術を習得する必要があります。
年齢や性別を問わず実力のある人から順番に出世していくため周囲に優れた人がいれば、自分の出世が遅くなるかもしれません。新しい技術が次々に登場するIT業界において、自分磨きを怠ることはエンジニア人生を大きく左右します。
改善策としては、常に情報のアンテナを張っておくことが挙げられます。他の人よりも早く新しい技術を使いこなせるようになれば、新しい仕事を任せて貰える可能性が高まります。
努力した分正しく評価されるのは、デメリットであると同時にメリットと考えることもできるでしょう。就職前に不安点を理解していた方が、適性不一致といった問題が生じにくいです。